上方ビール

  上方ビールは大阪の淡路にある醸造所です。もともと大阪や神戸でカフェやバーを経営していたオーナーが京都の醸造所でビール作りを一から学び、上方ビールは誕生しました。醸造所を探す際、工場に必要な床面積を計算し、合致する物件を不動産屋に頼んだところ内見1軒目で2017年に廃業した御幸温泉に出会い、後の内見予定を全てキャンセルするくらい気に入りました。もともと銭湯だったこともあり、給水パイプが太いことなど醸造所としてのメリットも意外に多くありました。男湯は改装しビール工房に、女湯はそのまま残してフリースペース、番台はレジとして利用しています。さらに男子更衣室は冷蔵庫に女子脱衣所はオリジナルの「銭湯ビール」の販売所に生まれ変わりました。

​【ビールを造るきっかけ】

 前職で飲食業を経営していた時、ビールの選択肢が大手ビールメーカーの数種類しかないことに違和感を感じました。そこでワインや日本酒などのようにビールも選べたら面白いと感じ、海外から輸入することも考えましたが誰もやっていない事をしたいと考え、自分自身で作ってみたら面白いと感じたので挑戦しました。

【どういう世代に広めていきたいか】

 若者のビール離れが言われているので若い世代に広めていきたいと考えています。さらに現在の上方ビールは贈り物がメインコンセプトとなっているので結婚式の贈り物や東淀川の手土産などに選ばれていきたいです。

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【ビール以外に何か作りたいモノ】

 現在はビール製造免許しか持っていないので近い将来は発泡酒製造免許取得を考えています。ビールの原料である大麦を100キロ使うとすると5%である5キロまでしか香りをつける副原料を使うことが出来ず、それを超えると発泡酒になり酒税も変わってきます。ビールと異なり発泡酒は麦芽の比率が50%未満であること、もしくは副原料の使用割合が5%を超えるものと定義されています。いろいろな活動の中で農家さんと関わる機会が増え、無駄になる果物をビールにしてほしいという声が多く、2次加工をすることによって本来だめになる果物を世に出して喜んでもらいたいので副原料の制限がない発泡酒製造免許を取得したいと考えています。

​【将来の展望やこれから】

 食品づくりは面白いしおいしいと言ってもらえる事が根本にあるので関わっていきたいがとらわれずにいろんなビジネスチャンスがあれば挑戦していきたいと考えています。またやりたいことがたくさんあるがその中でもクラフトビールを盛り上げたいです。銭湯をリノベーションしていく過程でたくさんの人と関わり喜んでもらうことが出来たので、このような組み合わせの業態をフランチャイズ展開していきたいと考えています。関東はすでにクラフトビールのマーケットが仕上がっていると考えているので関西の大阪、兵庫から展開することを考えています。